FCバルセロナの選手アグエロが不整脈により現役引退を表明し、12月15日には退団会見が行われ世界中のファンを驚かせると同時に悲しませています。
まだ33歳の若さで不整脈により引退とは本人はどれだけつらいことでしょう。彼の引退の舞台裏にはどんな葛藤や物語があったのでしょうか?
英語やスペイン語の記事を元にアグエロの引退について情報をまとめました。
目次
アグエロが不整脈により引退を決意するまでのいきさつ
アグエロの心臓の調子が悪くなったのは10月30日、デポルティーボ・アラベスと対戦中の時で、酸欠になり交代を要請することになりました。検査の結果、心臓の不整脈という結果が出たのです。
さらに追い打ちをかけるように良性の不整脈ではないことが分かり、様子を見て結果が改善したらサッカーに戻りたいと願っていた彼の思いも虚しく結果は変わらず引退に追い込まれることになりました。
12月15日にカンプ・ノウで引退会見をしたアグエロの目には大粒の涙があふれていました。そしてこう話しました。(話した順番は違うかもしれません)
「これは私がプロサッカーを引退するとお伝えするための会見です。
引退の決断をしたのは10日前です。少しでも可能性がないか、できる限りのことはしました。でも、できることはありませんでした。」
「あの時は本当につらかったです。でも自分の健康が一番なので、引退するという選択をしたことを嬉しく思っています。
ドクターはできる限りのことをしてくれて、そしてサッカーを辞めた方がいいってアドバイスしてくれましたからね。」
途中涙をぬぐいながらアグエロは続けました。
「自分のキャリアにはとても誇りを持っています。5歳でボールを蹴った時からずっとサッカーがやりたいと思っていました。第一リーグでプレイすることが夢だったので、ヨーロッパにたどり着くとは思っていもいませんでした。なのでIndependiente(2003-2006年)とAtlético (2006-2011) には感謝しています。18歳の僕に賭けてくれたのですから。」
このように今までお世話になったチームに感謝の意を述べました。
アグエロ不整脈による引退記者会見の動画
記者会見の動画がこちらです。(youtubeより引用)
スペイン語での会見ですが、英語で同時通訳がついています。
まだお若く、働き盛りであるにも関わらず健康のために引退を決断したことはどんなにつらかったでしょう。彼の様子を見ているとこちらも涙が出てきます。
以上、アグエロの現役引退について各国の情報をまとめご紹介しました。
参考文献 EL PAÍS