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スペイン語と英語って似てるの?
でも英語とスペイン語って似てるのかな?何が違うんだろう?
スペイン語の勉強を始めてみようかな。。と思っていらっしゃる方は、まずと疑問に思うと思います。
「スペイン語と英語の違いは何だ?」
「スペイン語と英語は似てるの?」
筆者コナラは、一通り英語の勉強をした後にスペイン語を勉強し始めました。勉強を始める前は、英語とスペイン語は似てると漠然と考えていました。
しかし、実際に勉強してみたら
英語とスペイン語は全然違かった。
これがスペイン語を勉強して実感したことです。英語とスペイン語は全く異なる言語でした。もちろん単語や発音など共通しているものも多いのですが、文法の仕組みなど全く違いました。
具体的に何が違うのでしょうか?
スペイン語の学習を検討されている方は興味があると思います。
今回は、スペイン語を学習して実感した、英語とスペイン語の違いを10つシンプルに説明したいと思います。
スペイン語と英語の違い:文法編
1.アルファベットが違う
まずアルファベットの数が違います。英語は26文字なのに対してスペイン語は27文字です。
何が違うかと言うと、スペイン語には通常の「N」の他に「Ñ(エニェ)」が加わります。
他のアルファベットは英語と見た目はほぼ同じなのですが、それにアクセント記号がついたり、発音が異なったりします。
具体的には、英語にアルファベットにはアクセント記号はつかないですが、スペイン語はつきます。
例えばúや、ñ、óなどです。
単語を覚える際アクセント記号も一緒に覚えないといけないので面倒ですが、強く発音する箇所が一目で分かるので便利な面もあります。
英語とスペイン語のアルファベットは似ているようでも別物と認識した方が良いでしょう。
2.スペイン語は名詞に性別がある
スペイン語では基本的に名詞は女性名詞と男性名詞に分けられます。
なぜ物に性別があるのか理解しにくいと思いますが、そういうものだと納得するしかないです。
例えば、机は女性、カメラは女性、本は男性などです。
性別のすみわけには規則性があります。思ったよりも暗記しやすいと思います。
3.スペイン語は主語によって動詞の形が変わる
これは英語とスペイン語の根本的な違いと言えるでしょう。スペイン語は、主語によって、動詞が変形します。
例えば「食べる」という単語の場合、基本の単語は「Comer」です。しかし誰が食べるかによってこの形が変わります。
例:私が食べる Yo como, 君が食べる Tu comes , 彼が食べる El come
英語に置き換えると、存在しない単語ですが、下記のようなイメージです
イメージ:食べる=Eat スペイン語の場合はこうなる
例:I eato, You eates, She eata,
こちらも規則性があるので、暗記するのみです。(中には不規則のものがあるので、そこが苦労するところです。)
4.スペイン語にはisにあたる単語がSerとEstarの2種類ある
スペイン語には英語のisが2種類あります。
例えばShe is beautiful.やShe is is the restaurant.などのisです。このisが2種類あるなんて意味が分からないですよね。
上記の文をスペイン語にしてみると、下記のようになります。
Ella es bonita. 彼女はきれいだ。(彼女の性質を表すのでserを使う)
Ella está en el restaurante. 彼女はレストランにいる。(レストランにいるという一時的な事柄を表すのでestarを使う)
様々な用法はありますが、一言で言えばserは普遍的なものを表す時に使います。一方estarはその時々で変化するものを表す時に使います。
最初は使い分けが混乱しますが、これも慣れればなんとなく分かるようになります。
5.スペイン語では「私は○○が好き~」とは言わない
意味が分からないと思いますが、、「○○が好き~」という表現方法が英語と違うのです。
スペイン語では好きと表現する際、「それが私を好きにする」と表現します。
英語では I like~ とシンプルに言うものを、スペイン語ではその物が自分を好きにさせるというような言い方をします。
例:A mi me gusta el pan.
直訳:パンが私に好きを与えます meは私に~の意味です。私が好き~ではありません。
これは英語にはない、スペイン語特有の言い回しです。
スペイン語と英語の違い:発音編
6.スペイン語には巻き舌で発音する音がある
スペイン語の発音は日本語と似ているので簡単、、と言われますが、巻き舌に慣れていない方は練習が必要です。巻き舌ができないと正しく単語が伝わらない場合があります。
しかし常に巻き舌が必要、という訳ではなくRが2つ続いた時に「ダブルエレ」と言って音が巻き舌風になります。
人によってRでも巻き舌にする場合があります。Rだけの場合は個人差が大きいように感じます。
例えば、pelo は髪の毛です。しかしperroは犬で、発音が正しくないと意味が通じない可能性があります。巻き舌ができない方は発音の練習が必要です。
7.スペイン語は基本カタカナ読みでOK
上記で巻き舌について下記ましたが、基本的にスペイン語は英語に比べて発音がしやすいです。巻き舌など難しい発音もありますが、一部の発音を除けは文章をカタカナ読みすれば通じます。
発音に気を配らず、普通に文章を読み上げただけで、「発音上手だね」なんて言われることもあります。日本人にとってスペイン語は発音しやすいのかもしれません。
スペイン語と英語の違い:単語編
8.スペイン語と英語は基本的に単語が違う
英語とスペイン語の単語は共通のものもあります。
しかし、基本的には全く別物と考えた方が良いと思います。発音は英語と似ていても、スペルが違うことが多いので別物なのです。
単語もとにかく暗記するのみです。
9.スペイン語には2種類のYouがある
英語では「あなた」を全て’You’で表現しますが、スペイン語には’Tú’ と‘Usted’の2種類があります。
違いはTúは友達など親しい人に対して、Ustedは見知らぬ人や目上の人に対して使います。日本の敬語のようなものです。
10.スペイン語は国によって使われる単語や言い回しが全く異なる
スペイン語はスペインや南米など多くの国で話されています。
そのためそれぞれの文化も全く違うので、国によって言い回しが全く異なるのもスペイン語の特徴です。
英語もアメリカ英語とオーストラリア英語では発音も言い回しも違いますよね。
例えばアメリカでは「エレベーター」と言うのに対し、オーストラリアでは「リフト」を使います。
スペイン語で具体的に例えると、車のことをスペインでは「coche(コチェ)」と言いますが、南米では「carro(カロ)」が使われることが多いようです。
しかし、お互いにその単語の意味は分かることが多いので意思疎通には問題ありません。
以上簡単にスペイン語と英語の違い10つのご紹介でした。
英語とスペイン語は別物ですが、英語を学んでいれば共通点もありスペイン語を習得しやすいのではないかなと思います!
スペイン語の基本的な挨拶を知りたい方はこちらもどうぞ。