スペイン風邪が流行った時にアメリカではマスク条例ができたって聞いたけどどんな条例だったのかな?
このサイトではいつもはスペイン語の学習に関する記事を書いていますが、今回は勉強のためスペイン語の記事を参考にしてまとめた内容をご紹介します。
今回のテーマはスペイン風邪のマスク条例です。
スペイン風邪とは何ぞや?については別の記事で書いてるのでご参考ください。
ではさっそく見ていきましょう!
目次
スペイン風邪流行時にアメリカで出されたマスク条例
スペイン風邪の蔓延を予防するために、アメリカでは「マスク着用令」が出されました。
マスク条例が出された都市はアメリカ東部のデンバー、シアトル、オークランド、サンフランシスコです。
マスクを着用するのを嫌がる人が多かったですが、とりわけサンフランシスコでは大きな反発がありました。
1918年にスペイン風邪の第一波がやってきた時は何百人もの人が逮捕されたと言われています。
Enciclopedia de la Gripeによると、具体的に、1918年10月27日だけでサンフランシスコでは110人もの人がマスクをつけなかったり、正しく着用していなかったとして逮捕されたと書かれています。
逮捕された人には5ドルの罰金が課され、その罰金は赤十字の資金となりました。
中には刑務所に入れられた人もいます。
10月28日には50人が逮捕されました。その内5人は刑務所行です。
日に日に違反者が現れ、あっと言う間に刑務所はマスクを着けないで捕まった人であふれてしまいました。
裁判官も休みが取れないくらい多忙を極めました。
マスク条例第2弾が出される
このままでは手に負えないということで、1919年にマスク条例の第2弾が出されました。
アメリカ人はまた同じように抵抗しました。
反抗する人の中には著名な医師も混じっていたというから驚きです。
マスク条例第2弾が出されましたが、以前と同様反発があったのでどれほど効果があったのかは疑問です。
マスク条例第2弾が出されたその後
その後、企業や新聞社は大げさな位の脅し文句でスペイン風邪の恐ろしさを訴え始めました。
これを機にうがいをしたり、殺菌アイテムなどが出回ったもののそれで終わりではありません。
アメリカにはスペイン風邪の第三波までやってきました。
アメリカで第一波がやてきたのは1918年の夏で、感染者は比較的落ち着いていましたが、秋には第二波がやってきてより多くの感染者が出ました。
その後落ち着き、人々が油断し始めた1919年の秋に第三波がやってきたのです。
スペイン風邪が世界で終息したのは記事によって情報が異なりますが、1919年から1920年と言われています。
参考文献
以上、スペイン風邪のアメリカでのマスク条例について情報をまとめてみました。
今回参考にした文献はinfobaeです。文献によって数値や情報が異なるので、あくまでもご参考として下さい。