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【通訳ガイド体験談】 むすっとしたニカラグア人おじさんの珍質問

ある通訳ガイドの1日

今回は通訳ガイドのお仕事で出会ったお客様のエピソードをご紹介させて頂きます♪

40名の一日バスツアーです。国籍はオーストラリア、アメリカ、イギリスなどなど。

その中の前から2列目に座っていた、むすっとしたおじさまと奥様はニカラグアご出身のようです。

ツアーが始まり、自己紹介、行程の紹介、訪問箇所の説明などをお話しました。

通常海外のお客様はフレンドリーな方が多く「うん。うん。」と相槌を打ちながらお話を聞いて下さります。

私のガイディングも相槌に合わせてテンポよく進みます。

しかし!

この2列目のニカラグアのおじさまは表情ひとつ変えません!!

相槌もなくまるでだるまのような大きな目で私を見るだけです。

(お話は聞いて頂けているようです。)

緊張してきた・・

ダルマ

あまり感情がないような表情なので、「話がおもしろくないのかな?」とだんだんと緊張してきました。

いつものようにガイディングするのですが、つい声がうわずってしまいます。

緊張してはいけないと思うほど、緊張してしまい顔が赤くなってしまいます。

なんせニカラグアのおじさまが相変わらずだるまのようなするどい目つきでただ私をじっと見ているからです。

おじさまと勝負に出る

そこで私は「このおじさまを笑わせられたら私の勝ちだ」と、勝手に勝負ででました。

通常ウォシュレットの使い方を説明するとただそれだけで笑いが起きます。

いつものようにウォシュレットの使い方をしていまいした。

すると、ニカラグアのおじさまが隣の奥様とひそひそ話を始めました。

「伝わっていなかったかな?」と思い

「説明が分かりにくかったですか?」と恐る恐る聞いてみると、

おじさまからの質問はなんと・・

 

「水で洗うとズボンが濡れちゃうじゃないかい?どうして水で洗うんだ?」

と真剣に質問されました!!

 

ウォッシュレットは水でおしりを洗うというのが不思議だったようです。きっとどのように水が出てくるのか想像できなかったのかなと思います。

そこかい!とつっこみたくなりましたが、

笑顔で「紙でふくんですよ」とお答えしました。

それ以降おじさまに笑顔が見えてきて、私もリラックスしてツアーを続けることができました。

日本人には当たり前のことでも海外のお客様には疑問なこともあるんだな~と再確認できたツアーでした♪